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ナノイーイオン・マイナスイオンは曖昧
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「マイナスイオンの約6倍の寿命を持ち、水分量も約1000倍」という効能説明だ。数値だけを見れば画期的なものに聞こえるが、実はマイナスイオン自体が科学者の間で定義が曖昧なものとして、長年指摘され続けている「非科学用語」。06年には東京都の生活文化局が研究者などとともに、マイナスイオン発生器を販売する業者8社の効能データを審査し、「客観的な根拠に基づくものとは思えない」として景品表示法違反を指摘、訂正を求めた前例もあった。つまり、マイナスイオンはお役所にとっても"問題の多い"ものなのである。  このことを踏まえると、ナノイーイオンについても、にわかに胡散臭さを感じてしまうのだが......。マイナスイオンの構造などに詳しい専門家、大阪大学サイバーメディアセンターの菊池誠教授は次のように語る。 「マイナスイオンは、コロナ放電でできた大気イオンから水中のイオンまでを十把一絡げに指す言葉として使われており、あまりに曖昧。正式な科学用語とは言い難いものです。ナノイーに関しては、新規の技術に『ナノイー技術』と名付けるのはいいとしても、発生するのは大気イオンですから、いわばこれまで"マイナスイオン"と呼んでいたものの一種をナノイーイオンという別の非科学用語で呼び変えただけのように思います」  要は「マイナスイオンの○○倍」といいながら、その実態は、効能が疑われているマイナスイオンと同じものなのだ。
注目したい単語「高反応成分」
マイナスイオンを悪用!
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